
全国統一小学生テストって、年長でも受けられるの?



どんな問題が出るの?難しいのかな…?
そんな疑問を持っていた私たち親子が、実際に年長の11月にテストを受けてみました。
今回は、公式情報を元にしたテストの概要、問題の内容やレベル、そして我が家の体験記をまとめます。
- 全国統一小学生テストが気になっているママ・パパ
- 年長で模試なんて早い?と思っている方
- 子どもの「考える力」を見てみたいと思っている方
全国統一小学生テストってどんなもの?
全国統一小学生テストは、四谷大塚が主催する無料の全国規模の模試。
毎年6月と11月に実施され、年長〜小学6年生までの子どもたちが受験できます。
- 対象:年長生
- 試験時間:30分
- 試験教科:考え方を見る問題。算数国語融合型問題(大問5~7題)
- 解答形式:教室スタッフによる問題・設問読み上げ形式、問題と解答用紙一体型
(出典:四谷大塚ドットコム)
どんな問題が出る?対策はできる?
実際に受けてみて感じたのは、
「ペーパーの知識」ではなく「考える力・生活感覚」を問われるテストだということ。
また文字が書けなくても大丈夫!
正しい答えに〇をつける問題ばかりでした。
出題傾向(娘が受けたときの一例)


- 数の合成問題(右の絵と左の絵の数を合わせるといくつ?)
- 数の分解問題(10このおにぎりを2人で分けると?)
- 平面図形問題(折り紙を切ってできる形は?)
- ひらがなの表記を問う問題(たぬきの絵をみて選ぶ。ためき?たぬき?たのき?)
- スリーヒントクイズ(3つのヒントから何の絵か答える)
- 長文読解
対策は?
正直なところ、「これをやれば完璧!」というドリル対策は難しいです。
ただ、日頃から自宅学習で使っていたZ会のテキストは発展的な問題も多く、学ばせておいてよかったなと感じました。


また、日常の中で“なぜそうなるのか”を考える体験や、親子の対話が一番の対策になると感じました。
我が家は2歳ごろから、いろいろな物の数を数えるのを習慣化していたので、数を数える問題、分解問題はさっと答えを導き出せました。
しかし、折り紙で遊ぶなどはあまりしてこなかったので、折り紙に関する平面問題は全く手が出なかったようです。
小学生を見据えた図形が学べるドリル、折り紙を購入し、次のテストに向けて取り組みました。
我が家の体験記【11月/都内会場】
会場の雰囲気
受験会場は都内某所の進学塾。
我が家は集合10分前に到着しましたが、すでに半数以上の子どもたちが着席済み。
1テーブルに1家族ずつ、親と子ども一緒に座りました。
時間なると、先生から注意事項が説明されます。
- 困ったことがあったら、静かに手を上げること。
- 答えがわかっても口に出さないこと。など・・・
教室前方のホワイトボードにもこれらの注意事項を書いた紙が貼っていました。
その後、問題解答用紙が保護者の前に配ばられました。
保護者が解答用紙の表紙に子供の名前や受験番号、塾コードを記入し、退出時間になるまでそのまま待機。
テスト本番の様子
1問ずつ先生が問題を読み上げ。
娘いわく、読み上げられた問題が終わったら、手を膝の上に置きましょうと案内されたとのこと。
試験中、20名程度いた子どもたち誰もしゃべらなかったようです。



緊張したけど、思ったより楽しかった!
すべてが初めての経験だったので、緊張していて、猫かぶり状態でしたが、本人いわく簡単な問題もあり楽しかったようです。
ただ、図形の問題が難しかったようで、「くやしい…」としょんぼりしていました。
それでも、最後までしっかり考えて取り組めたことに成長を感じました。
保護者向け説明会もあり
子どもがテストを受けている間、隣の空き教室で、保護者向けのミニセミナーもありました。
「中学受験の現状」「思考力の育て方」などの話が聞けて、とても有益でした。
営業感は控えめで、塾への信頼感も上がった印象です。
テスト結果の返却


テストの返却は、受験からおよそ1週間〜10日後。
個人成績表とともに、偏差値・得点・全国順位などが記載された詳細なレポートが送られてきました。
特にありがたかったのは、
「取りこぼしチェック」や「この問題ができていれば+◯点!」といったフィードバックがあったこと。
親としても、どの分野を伸ばしていけばよいかがとても分かりやすく、今後の家庭学習の参考になりました。
また、都道府県別・偏差値別の順位表も記載されていて、
「同じ都道府県でこの偏差値帯は何人くらいいるのか」など、具体的な立ち位置が見えておもしろかったです。
ちなみに、娘が受けた回(11月)は、全国で約3,800人の年長さんが受験。
そのうち、東京都だけで1,100人超えという多さに驚き!
都会の勉強熱心さというか、教育への意識の高さをひしひしと感じました。
そして、進学塾から「偏差値40以上の方は入塾条件クリアです。」とのお手紙も入っていました。
娘はこの条件をクリアしていましたが、特に電話などでの営業もなく、お手紙が入っているだけでした。
年長で模試を受けるメリット・デメリット
メリット | 注意点・デメリット |
---|---|
思考力・集中力を試すいい機会 苦手・得意がはっきり見える 模試の雰囲気を早めに体験できる | 難しくて自信を失う子もいる 親が結果に振り回されないように注意 |
まとめ|「楽しかった」が一番の収穫
今回の全国統一小学生テスト、受けてよかったです!
成績うんぬんよりも、
「自分の頭で考えて答えるって面白いんだ」と、娘が感じてくれたことが何よりの収穫でした。
※当サイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。商品リンクを経由してご購入いただくと、当サイトに報酬が還元される場合があります。